山形県の内陸部にある秘湯、銀山温泉(ぎんざんおんせん)。
宮城・仙台から車で2時間程度と比較的アクセスしやすいので、観光客にとっては仙台駅や空港に降りてから銀山温泉に向かうルートがおすすめ。
銀山温泉のシンボル的な名宿「能登屋旅館(のとやりょかん)」の予約が運良く取れたので、仙台〜銀山温泉の2泊3日を堪能してきました。
この記事では、私たちがたどった2泊3日の旅程をほぼそのまま紹介。
これから同じルートで旅をしたい方の参考になればうれしいです!
1日目:仙台の観光とグルメ
おそらく多くの観光客がアクセスしやすいのは、仙台空港か仙台駅のはず。
今回の旅は10:30ごろに仙台空港着、11:00ごろに仙台駅着でスタートします。
電車なり車にて、仙台駅から日本三景のひとつ・松島へ。
松島の美しい風景を眺めたり、写真を撮ったりして楽しみましょう。
(なお、私たちが訪れたときはあいにくの大雨でなかなか大変でした。。。)
松島といえば、牡蠣も有名。
苦手でなければ、ぜひ昼食にでも牡蠣を楽しみたいところ。
松島で有名な店のひとつが「かき松島 こうは」なんですが、残念ながら私たちが訪れたときは休業中。。。
気を取り直して「さかな市場」を訪れ、牡蠣や寿司を楽しみました。
(コロナ禍&大雨で人がぜんぜんいなかった。。。笑)
すりつぶした枝豆を使った和スイーツ・仙台名物ずんだ餅や、ずんだシェイクなんていいですね。
仙台駅周辺のおもなずんだ餅の店は以下の通り。
- 玉澤総本店
- お茶の井ヶ田
- 村上屋餅店
このときは時間がなくて行けませんでしたが、阿部蒲鉾店の「ささかま(笹かまぼこ)」や「ひょうたん揚げ」もおやつにぴったり。
仙台市街を散策しやすいよう、仙台駅〜青葉通り〜広瀬通りあたりにホテルを取っておきましょう。
私たちが宿泊したのは、仙台駅から徒歩3分と好立地にあり口コミ評価も良いビジネスホテル「アルモントホテル仙台」です。
夕食の時間までしばらく休むもよし、市内を自由に散策するもよし。
夕食におすすめの仙台グルメのひとつが「せり鍋」。
毎朝仕入れる新鮮なせりをていねいに処理し、鴨肉といっしょに鍋でいただく料理です。
訪れたのは、せり鍋発祥の店「侘び助」。
少し苦いんですがぜんぜん不快ではなく、旨さを感じる苦味。なんだこれ、新しい……!
野菜の鍋がこんなにおいしいなんて、驚きでした。
もちろん他にも仙台・宮城のおいしいものがいただけます。
陽気でキャラの強いおかみさんのトークも楽しい。
仙台で夕食をとるなら非常におすすめ。
余力や時間があるなら、せっかくなので二次会でさらなるグルメを楽しむのもあり。
私たちは仙台で人気の居酒屋「氏の木」さんにうかがいました。
レアなアジフライに日本酒、おいしかった!
2日目:山形・銀山温泉で秘湯を楽しむ
仙台駅にて朝食を仕入れて、山形県の秘湯・銀山温泉に向かいましょう。
仙台名物「はらこ飯」を買おうかと考えていたんですが、私たちはあまりお腹が空いていなかったのでそのまま出発。
1日目の昼に食べそびれた方はずんだ餅やずんだシェイク、ささかまなんかを買っておくのもいいですね。
私たちは、道中の自由度を考慮してここからはレンタカーを使うことに。
なお、レンタカーなど車なしでも銀山温泉へはアクセスできるので、免許がない方もご心配なく。
車がない場合は仙台駅→山形駅→大石田駅へと向かい、そこから路線バスや旅館の送迎バスで銀山温泉まで行けます。
山形駅周辺で昼食をとるといいでしょう。
あまりイメージがないかもしれませんが、山形は全国で1人あたりラーメンの消費量が一番多い都道府県。
そんな山形の有名店のひとつ「龍上海」の東根店が銀山温泉へ行く途中にあったので、行ってみました。
雪国らしくラードで覆われたアツアツのラーメンに、辛味噌の乗ったまろやかな赤湯からみそラーメン。
しっかりとダシがきいた、コクのある赤湯ラーメン(醤油ラーメン)。
平打ちの縮れ麺にスープがよくからんで、大変おいしかった。
というわけで、最寄りの大石田駅にレンタカーを泊めて旅館の送迎バスに乗ることにしました。
泊まったのは、銀山温泉でもおそらくNo.1の人気老舗宿であり登録有形文化財にも指定されている「能登屋旅館(のとやりょかん)」。
能登屋旅館の送迎バスに乗って、銀山温泉へと向かいます。
能登屋旅館にチェックインします。
少しゆっくりしてもいいですし、銀山温泉を見て回ってもいい。
ちなみに能登屋旅館は公式サイトおよびじゃらんにて宿泊予約できるんですが、特に冬はめちゃくちゃ人気なので泊まりたい場合は予約合戦に勝利しないと難しいかも。
この記事を書いているのは8月ですが、予約可能な来年1月・2月は全部埋まってます。。。
おそらく6ヶ月先の月末まで予約可能だと思われるので、3月に泊まりたい人は9月1日に頑張って予約することになりそう。
私たちが訪れたのはちょうどコロナ禍で人が少なかったので、運良く予約することができました。
もちろん、銀山温泉には他にもいい宿がたくさんあるのでさがしてみてください。
荷物を置いたら、銀山温泉を散策してみましょう。
川沿いにレトロな建物が並ぶ景色は、テレビや雑誌などでもしょっちゅう紹介されている美しい景色です。
お土産屋や飲食店などを回ってみるのもいいですね。
せっかく歴史ある宿・能登屋旅館に泊まるので、館内をいろいろ見て回ったり、部屋からの景色を楽しみましょう。
他の宿も外観や館内など美しく整えられているので、それぞれ楽しめるはず。
旅館の夕食に舌鼓をうつ。
特別目立った名物があるわけではないですが、ていねいに作られた素朴な味の料理。たいへんおいしかったです。
夜の銀山温泉は、ガス灯の明かりに川沿いの建物が浮かび上がるような素晴らしい景色が広がります。
銀山温泉といえば夜、と言っていいほど。
夕食のあとは、その絶景を眺めに散歩に出かけましょう。もちろんカメラや撮影用のスマートフォン持参で。
寒い冬期であれば、外出用のコートを貸してくれるはずです。
もちろん、能登屋旅館でも借りることができました。
今でも思い出す美しい銀山温泉の町並み。一生に一度は見ておきたい景色です。
3日目:お土産買って帰路につく
朝食をとり、朝風呂なり散歩なり銀山温泉と泊まった旅館を最後にもう一度噛み締める。
名残惜しいですが、バスなり車で銀山温泉を出発。
帰りの飛行機や電車が出る仙台へと向かいます。
私たちの場合、レンタカーを置いておいた大石田駅へ。
一晩でしっかり雪が降り積もり、車がほとんど埋まった状態に。。。2月の山形おそろしい。
掘り出すのが大変でした。同じルートで行くつもりなら、時間に余裕を持っていくほうがよさそう。
さらに時間に余裕があれば、山形や宮城の観光スポットに寄り道するのもあり。
昼食は、仙台駅あたりで名物の牛タンなどいかがでしょう。
私がリストアップしていたのは、以下の2店舗。
- たんや善治郎駅前本店
- 牛タン焼専門店 司(本店に加えて東口にも店舗あり)
実際に訪れたのは「司」の東口店です。牛タンとテールスープのセットをしっかり堪能。うまい。
自宅の場所にあわせて、仙台駅や仙台空港でお土産を買って帰路につきましょう。
仙台〜銀山温泉2泊3日、最高でした
仙台と銀山温泉を楽しむ2泊3日の旅、ほんとうに最高でした。
今でも心に残っている、冬の銀山温泉の美しい眺め。仙台や山形で食べたグルメもどれもおいしかった。
この記事を見てくれている方の旅行も、楽しいものになりますように。